DESIGN

1960年12月。
グランドセイコーは、世界最高級の腕時計を作り出す決意から誕生しました。

グランドセイコーは「正確さ」「美しさ」「見やすさ」そして「長く愛用でき」「使いやすいこと」を腕時計の本質と捉え、それらすべてを追求し続けてきました。

“セイコースタイル”が生まれることとなった、1967年に発表したモデル「44GS」を紐解くことで、日本ならではの意匠をもつグランドセイコーの魅力を知ることができます。

1967年(昭和42年)
“セイコースタイル”を確立したモデル「44GS」発売

多くの人の心を動かす「燦然と輝くウオッチ」を目指した「44GS」は、3つのデザイン方針を規定してデザインされました。
Policy1
平面を主体として、平面と二次曲面からなるデザイン。三次曲面は原則として採り入れない。
Policy2
ケース・ダイヤル・針のすべてにわたって極力平面部の面積を多くする。
Policy3
各面は原則として鏡面とし、その鏡面からは極力歪みをなくす。

時計の本質を追求する
“セイコースタイル”

「44GS」で確立した”セイコースタイル”をもとに作られるグランドセイコーは、日本の美を紡ぎ出したデザインとも言えます。私たち日本人は「光」に心を配り、光と影の間に無数のグラデーションを感じ取ります。

影を光と同じように愛し、光との調和によってどのような表情が現われるかを大切にしています。

そのような抒情感を持ち合わせた日本人が、光と影が最も美しく現れるフィールドとして古来より取り入れてきたのが、歪みや捻じれのない平面です。

和の様式である「屏風」や「障子」などは、直線と平面を主体に構成されていながら、光と影が織り成す無数の表情を生み出す構造になっています。